愛知県の郷土料理
愛知県の食文化
愛知県は台地状地形が広く、気候が温暖なことから野菜の生産が中心で農業の盛んな地域です。
愛知県に面する伊勢湾や三河湾には、木曽川・長良川・揖斐川・矢作川などの大きな川が流れ込み、栄養分が豊富な海域でもあります。
野菜だけでなく、魚の養殖や、養鶏王国とも言われるほど、鳥類の飼育にも力を入れていて、様々な食材が豊かに採れる地域です。
煮酢和え
尾張・西三河の郷土料理です。
お正月やお祭り、お盆の精進料理として食べられてきた、甘酢で煮た行事食です。
野菜のシャキシャキとした食感やほんのり香る酢の甘酸っぱさが特徴的な料理です。
味噌煮込みうどん
八丁味噌仕立ての汁にこしの強いうどんを入れて煮込んであるのが特徴です。
昔は家庭料理だったものが、一宮市の飲食店で提供され、名古屋を中心に広まっていったと言われています。
八丁味噌は、徳川家康の居城であった岡崎城から八丁(約870m)離れたところにある八丁村(現・岡崎市八帖町)が発祥の豆味噌で、濃厚な味わいと色味が特徴です。ほぼ大豆を原料とし、長い期間、発酵と熟成が行われていて、ほかの味噌と比べて栄養価が高く、三河の地において、その健康効果も踏まえた赤味噌文化が強く根づいてきました。
園ではしっかりとった出汁にじっくり野菜を煮込んで豆味噌で味をつけて作ります。
麺は汁につかると伸びてしまうので、汁をかけたらできるだけ早くいただきますができるといいかなと思います。
小倉トースト
名古屋市に存在した和菓子屋が、戦後の価格高騰により、餅米が手に入らなくなった事で喫茶店【満つ葉】としての営業にシフトチェンジし、当時喫茶店で人気のあったバタートーストを学生の客がぜんざいに浸して食べていた所から考案されたのが小倉トーストといわれています。
鬼まんじゅう
戦後の食糧難の時代に、比較的手軽に手に入ったさつまいもと小麦粉を使ってつくられ、米の代わりの主食として広まったといわれています。